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執筆者の写真うるおいの森

小さなポット苗の小さな世界


こちらご覧ください。

高田造園設計事務所・高田氏の写真をお借りしました。



化学肥料や農薬を使用している苗木と使用していない苗木。3日間同じ環境下で雨水がなかったものになります。表土の渇きは一目瞭然です。



雨も水やりもないとこのようになってしまいます。




かたや、もう一つのほうはしっとりうるおっています。


これは、土の中の微生物が菌糸によって循環しはじめているから。



このちいさなポットの世界の中でおきていることを観察したくなります。


水分をやみくもに吸い上げて蒸散させてしまうのではなく、菌糸が育ってくると空気中の水分さえも味方にし、呼吸しはじめます。その与えられた場所で、どうしたら健やかに生きていけるかせいいっぱい試行錯誤し、バランスをとろうとしている姿なのです。



「霞を食べて生きる」や「不食の人」これは実際にあるそうで、このような状態(ひとつの循環した世界)で命を維持できることなのでしょう。


「代謝し続けないと生きてゆけない、のではない。むしろそれは退化した姿」と高田さんから教えていただきました。


だとしたら、あれはそうなの?

じゃあこれはもしかして…?


といろいろ想像の世界が膨らみ、自分の小さな庭での苗木の成長がより一層たのしみになりました。そしてまだ赤ちゃんの状態で化学肥料や農薬を与えられた苗木、早く母なる大地に放ってなりたいようにそだっていいからね!という気持ちになります。生命力を信じてあげればちゃんと答えてくれるはず…



先日、千葉土気のダーチャイベントにて苗木販売をさせていただきましたが、私自身がビギナーです。いまもカチカチだった小さな庭に、縦穴を開け続けています。



落ち葉の季節は間もなく終わり。

どんな姿でもかわいい苗木が愛おしくてたまりません。



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191206_気になるポット苗
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