季節ごとの仕込みがあるように、冬の風物詩のように、手間ひまかけた手仕事…
落葉樹のサクラ、モミジ、コナラ、クヌギ、カツラ…高田造園のスタッフの方々と円になって語らいながら、丁寧に苗木たちの枝先を見つつ組み合わせて植え付けていきました。
側面に穴が空いた特別な深鉢ポットに、さらに底にも穴をあけ、落ち葉→竹炭→腐葉土を層状に重ねながらふるい苗を二本組にしておさめてゆきます。
時折、常緑一年生のカシの苗を根元にあしらったりの遊び心も。 冬の緑が添えられて鉢の表情が変わります。複数の苗木を植えることでそれぞれの根と相性のよい菌糸や微生物が力を発揮し、どこまでも豊かな土中環境が育まれます。
ただ大きく育てばいいのではなく、お互いが関わり合いながら生命力を発揮しながら育つように。
そのときにできるベストな方法でトライしてゆくので、来年はさらに進化した植え付け方になるかもしれません。
変わらないのは「在り方」。 わざわざなことをせずにその地にあるもので工夫を重ねて観察すること、です。
苗木を植えつけていると、和みます。 私たちが余計なことをせず、でしゃばりすぎず、自然界のループの中で行なっていれば心も荒れません。
こんな冬ならではの風景。 隣では焼き杭をつくったり。 未来につながる仕込みのようなしごと、たくさんの人と共有できたらと思いました。
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